COPYTRACKという謎の会社から突然メールが届く場合があります。
これは、ウェブサイトやSNSで他人の画像を勝手に使用していることが原因で、画像の権利者に変わって、ライセンス料の支払いを求めるものです。
今回は、このメールが届いた場合の対処法について紹介します。
はじめに
COPYTRACKから突然以下のような内容のメールが届くことがあります
- ウェブサイトやSNSで画像を無断使用している
- 画像使用の正当な権利を有している場合はその証拠を提出を求める
- 無断利用である場合は、事後ライセンスを締結する必要がある
- 使用料の支払いの請求(数百ユーロ)
- 従わなければ、提携弁護士を通じて法的措置が取られる
COPYTRACKとは?
写真やイラストの権利を管理する会社
2015年にドイツで創設され、2016年に日本に進出し、約190カ国に対応
クリエイターの画像を無断で使用している者からライセンス料を回収してくれるサービス
請求の流れ
クリエイターがサイトに登録し、自身の作品をアップロード
その画像が使用されているサイトやSNSを抽出、解析
クリエイターはどのサイト運営者から回収するか選択
COPYTRACKが無断利用者に対してメールを送信
無断利用者がライセンス料の支払い
クリエイターにライセンス料を支払われる
どういう場合に請求されるのか?
COPYTRACKからの突然のメールで驚くことでしょう
COPYTRACKでは、商用利用であると判断した場合に請求を送ることになっているようです。
逆に言えば、個人利用(非商用利用)の場合には、請求されないようです。
請求される金額は?
画像の掲載期間や悪質度など様々な要素によって、金額が変わるようです。
また、ライセンスも2種類あり、それぞれ金額が異なります。
- 過去の使用分のみ
- 過去と今後1年分の使用料
200〜500ユーロの範囲が一般的なようです。
無視したらどうなるの?
迷惑メールであると思って無視する場合もあるでしょうが、
何度も催促のメールが送られてきます。
それでもなお、無視すると弁護士からの連絡が来るようです。
裁判になることはほとんど無いようですが、逃げ切ることは難しいようなので、使用料を支払うことが賢明な判断だと言えます。
ただし、納得がいかない場合や、非商用利用である場合など、その旨の返事をしてみるのも良いかもしれません。
ちなみに、著作権法では、非商用利用でも著作権侵害になります。
まとめ
COPYTRACKからの請求メール
COPYTRACKはクリエイターに代わって著作権の使用料を請求するサービスです。
催促のメールが届いた場合には、よく内容を確認した上で、使用料を支払った方が賢明です。
不明なことや心配なことなどあれば、ぜひ、ご相談ください!