文書作成、SNS投稿、動画作成など様々な場面でネット上にある画像を使いたいと思うことがよくあります💡
このとき、何も気にせず勝手に使うことはNGです❗️
本当にその画像などを使うことができるのかどうか、しっかり確認することがとても大事です。
今回は、その確認の順序をご紹介しています😊
ネットで見つけた画像を使いたい!
でも…この画像を使ってもいいのか、ダメなのかよくわかならい🤔
著作権法上、著作権者の許諾を得ることが基本となっています。
ところが、いきなり著作権者に許諾を求めると、許諾を求められた著作権者は、許可するかどうかの判断基準がなく、とりあえずNGという答えを出してしまう可能性があります。
そのため、著作権者に直接コンタクトを取るのは、できるだけ後回しにした方が良いです。
そこで、他人の画像などを使うための方法を紹介します!
他人の画像などを使うための 3ステップ!
Step 1. 利用規約がある場合
使いたい画像が、フリー素材配布サイトなどであれば、利用規約があります。
利用規約がある場合は、利用規約を良く読んで、ルールに従って使う必要があります。
利用規約には、以下のような使うための条件が記載されています。
- どのような用途であれば使って良いか
- 改変しても良いか
- 商用利用しても良いか
- 何点まで使って良いか
ルールを良く確認して、その範囲で使用するようにしましょう!
利用規約を読んでもよくわからない場合には、専門家にご相談ください!
利用規約がない場合には、Step 2に進みましょう!
Step 2. 引用できる場合
利用規約などがない場合は、法律・判例に従った「引用」の形で使うようにします。
引用として認められるには、以下の4つの要件を満たす必要があります!
- 引用する必要性がある
- 引用部分が明確に区別できる
- 主従関係が明確で、自分の著作物がメインである
- 出所の明示
最判昭55年3月28日「パロディー事件」
引用として満たす形であれば、著作権者の許諾を得ることなく使用することができます。
引用の要件を満たす形で使用することが難しい場合は、Step 3に進みましょう!
Step 3. 著作権者の許諾を得る
最後のステップとして、著作権者に直接コンタクトを取って、使用しても良いか許諾を得るようにします。
用途・数量・期間などの細かい内容を提示して、著作権者と交渉し、使用許諾を得るようにします。
ただ、注意しなければならない点として、著作権者にコンタクトを取ることによって、許可を得ることができなかった場合は、逆に使用できなくなってしまう可能性があるので、注意が必要です!
無断で使うという選択肢も無くはない…
著作権者に連絡しようとしても連絡が取れないなどの場合には、無断で使用することも無くはないです(あまり大きな声で言えませんが…)。
ちなみに、著作権を侵害した場合、大変なことになるのを認識する必要があります。
ただし、著作権法違反は、著作権者しか訴えることができませんので、著作権者に見つからなければ何も起こらない、ということになります。この点をどう考えるかによりますが、ご自身のリスク許容度に応じて使用するかどうかを判断されると良いでしょう。
無断で使う場合には、著作権者に最大限の配慮を行い、著作権者にとってポジティブに映るような使い方にすることがとても重要です。
ディスったり、悪意のある使い方は絶対にしてはいけないです!
また、万が一、何らかの通知や警告が来た場合には、速やかに使用をやめて、必要に応じて妥当な金額を支払うことも想定しておく必要があります。
まとめ
他人が作った画像などを使用する場合には、以下の流れで確認しましょう。
1️⃣ ルールが公表されている場合には、そのルールに従う
2️⃣ ルールが公表されていなければ、法律・判例に従った”引用”の形で使う
3️⃣ 引用に該当する使い方ができなければ、著作権者に相談する
4️⃣ 著作権者にコンタクトが取れない場合には、使うのをやめるか、(推奨はできないけれど)無断で使う
他人の権利を侵害することはよくありませんが、ある程度の柔軟さも大事だと思います。
バランスが難しいですが、悩ましいときは、専門家に相談するようにしましょう。
わからないことがあれば、専門家に相談しましょう!